About Tatsumi Wooden-handle Maker
辰巳木柄製作所に
ついて

和包丁の木柄とは

刃を包む木製の柄を木柄(もくえ)と言います。木柄は手に馴染んでくれるので、水で滑りにくく使うほどに手の形に馴染んできます。和包丁はその重心で食材を切りますが、刃は重く、木柄は軽いので、そのバランスで切れ味にも貢献しています。 木柄が傷んでくると付け替えも簡単におこなえます。

Features of our wooden handle
辰巳木柄製作所の特徴

  • 01

    かたちのずれの
    許容

    完璧に均一な形(小判形・しのぎ・八角形)ではなく、手先の微妙な感覚から生み出された絶妙にズレている形が一番美しく感じます。その感覚を辰巳木柄製作所のロゴマークにも反映させています。

  • 02

    豊富な木柄の
    種類

    辰巳木柄製作所では、1,000 種類以上の木柄を製作しています。和包丁の木柄は勿論のこと、卵焼き器・鍋・皮裁ち・畳包丁・槍鉋・スコップ・筍切りなどの木柄も製作しています。多品種の加工・少量の生産ロッドを対応している柄屋は少なくなっている中で、あらゆるニーズにお応えします。

  • 03

    刃に合わせオーダーメイドで対応

    刃物産地に工房があり、手仕事で造られた刃に柔軟に対応しています。太さ・長さ・テーパーの角度・仕上げ方・穴の深さ・長さ・大きさ(小穴・薄穴・普通・大きめ・大大)・材質・形・面取りの深さ・輪の長さなど、ご要望をお申し付けください。

How to make wooden handle
木柄の製造工程

  • 01

    穴あけ

    包丁の刃(中子)を差し込む穴を開ける工程

    • 上から手の力で抑えつけることで刃をセットするため、固定する手間暇がなく量産化が可能です。
    • 木目を見ながら加工するので、手の力加減やドリルの切り返しなどによって木材にかかる負担を減らせます。
    • 割れにくく曲がりにくく、長い穴を開けられます。(最大400mmほど)
  • 02

    面取り

    輪をはめ噛む為の削り加工

    • セットしてからの出来上がりがとても早く、量産が可能です。
    • 手で調節できるため天然の素材を加工するのに向いています。
    • 幅や厚みを容易に変えれるため、節などを避けて加工できます。
    • 加工が難しいので技術の習得に時間がかかります。
  • 03

    輪はめ

    輪をはめる工程

    • セットしてからの出来上がりがとても早く、量産が可能です。
    • 手で調節できるため天然の素材を加工するのに向いています。
    • 素材の圧力でつけているため、接着剤などは使わ ず、外れることもありません。
    • 加工が難しいので技術の習得に時間がかかります。
    • 輪への負担はかかるために割れることもあります。
  • 04

    荒けずり

    整形していく工程

    • 木目や素材のコンディションを見ながら整形するため、イレギュラーの多い天然の加工が難しい素材の整形に向いています
    • テーパーをつける事が可能で、包丁の刃に合わせて加工することもあります。
    • とても技術のいる工程です。技術習得に5年ほどかかります。
  • 05

    焼き込み

    穴の整形の工程

    • 注文によって穴の大きさやカタチなどを変えます。
    • 木目を見ながら加工するので、ドリル穴が曲がっていても修正が可能です。
    • 技術が必要なため、この工程を担当可能な人が限られています。
    • 夏はとても暑く、厳しい環境です。
  • 06

    仕上げ磨き

    艶を出す仕上げの工程

    • 塗りよりも短時間で仕上げる事ができます。
    • 素材の手触りを活かした仕上げ方です。
    • 誰でもできます。
    • どんなカタチの素材でも加工可能です。

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